「批判も非難もしない。苦情もいわない」「人をほめることが大切」

D.カーネギー著「人を動かす」名言投稿

父親の書架にあった古い本。ホコリを掃って手にとってみました。
いつか読もう読もうと思っていた本ですが、なかなか手が伸びませんでした。
「人を動かす」なんて、課長や部長が読む本で、自分には関係ないと思っていました。
でも、樺沢本「ストレスフリー超大全」にもおすすめ本として、掲載されていたので、
今回、意を決して読んでみました。
読み始めると、この本は「人間関係」について書かれた本であるとのこと。

一番心に響いた部分は、
人を動かす3原則Ⅰ「批判も非難もしない。苦情も言わない」

例えば、仕事で思わぬ形で、苦情がよせられたり、ミスをしてことがあります。
そんな時、上司から注意されると、自分で自分を責めてしまい、落ち込むことが多いです。
私は結構、根に持つタイプかもしれません(笑)
そしてゼロヒャク思考となり、心の中で、相手を責めたり、自分を責めたりして、仕事がつまらなく思えたりして、なかなか気持ちが切り替えられない時があります。

「もう少し、部下のことを信頼・理解してくれたらいいのに」と思ったりすることもあります。人の上に立つ人は、どういう注意の仕方をすれば、「智に働けば角が立つ、情に掉させば流される」ことなく、うまく物事を伝えられるのでしょうか。

D.カーネギーによると、「批判も非難もしない。苦情も言わない」が大切なようです。
第五代アメリカ大統領のエイブラハム・リンカーンは、過去の苦い経験から、手厳しい非難や詰問は、たいていの場合、なんの役にも立たないことを知っていたそうです。

「相手の失敗や短所を責めない」
人の上に立つということは、難しいものなのだと感じます。
相手にどう伝えたら良いのでしょう。

この答えも、この本に書いてあります。
「人を非難するかわりに、相手を理解するように努めようではないか。どういうわけで、相手がそんなことをしでかすに至ったか、よく考えてみようではないか。そのほうがよほど得策でもあり、また面白くもある。そうすれば、「同情」「寛容」「好意」もおのずと生まれ出てくる。すべてを知れば、すべてを許すことになる」

そして、「他人の長所を伸ばすには、「ほめること」「励ますこと」が何よりの方法だ。相手を褒め、存在に感謝すること」

仕事でも、家庭でも、これらの言葉を胸に刻んでおきたいものです。

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