読むと圧倒的に「海外」に目を向けてみたくなる本

お疲れ様です。speckleです。

ブレイディみかこ著「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」読書感想

【はじめに】

「親の期待に応えなくていい」で紹介されていた黄色で目立つ本。最近、アメリカの映画に触れることがあり、ここ最近の海外の実生活について触れてみたいと思って、この本を手に取りました。「中学生の息子の親」が見た「多様性格差社会のUnited Kingdom」が「エッセイ風親子成長記録」として綴られている本です。

この記事では、文化と多様性という切り口で、この本をまとめてみます。

【UKの文化】

①ブリティッシュロック
導入部分は音楽について触れられていました。ザ・シャドウズ、ザ・フー、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ピンクフロイド、デビッド・ボウイ、ツェッペリン、T・レックス、ザ・スミス、ストーン・ローゼス、オアシス、ファットボーイ・スリム、セックス・ピストル、アップタウンファンクの名前が載っています。これだけで、私のハートを鷲掴みです。「粋な感じ」「お洒落な感じ」が詰まったモノは、大好物。しばらく、spotifyのUK50がヘビロテになりそうです。

②LGBTQ関係でこの本で紹介されていた本や映画
タンタンゴはパパふたり(絵本)セントラルパーク動物園で恋に落ちた二羽の雄ペンギンの話
ボヘミアン・ラプソティ(映画)
リトル・ダンサー(映画)

欧米では、マイノリティがメジャーな雰囲気みたいです。移民も多く、生粋のイングリッシュマンは、虫の息のよう。自分のルーツを知りながら、自分のネットワーク自体がアイデンティティーという考え方で、いろんな人が生きている世の中になればいいなと思います。機会があれば、絵本と映画を見ようと思います。

③記載されていたスラング
What the hell is that?(なんじゃこりゃ)
trrible(すごく嫌)
unclool(ダサい)
などのスラングがいくつか載っていました。他国の人とコミュニケーションをとるために英語は必須、「口語的な英語表現」が仲を深めるツールになることを実は、身をもって知っているので、あらためて英語、特に口語表現を勉強したいなと思いました。まず新聞を通して、海外のことにも目を向けようと思います。最近、海外の映画(フリーガイ・ディアエヴァンハンセンを見て、刺激を受けて、他文化への好奇心が再び湧いてきました。日本の中だけで、安穏としていると、硬直化して、新しいものや楽しいことは生まれずに、衰退していく気もします。温故知新、日本の心も大切にしながら、新しい刺激を受け、草莽崛起(そうもうくっき)して、自分ができる範囲で、様々な文化にも触れていきたいと思いました。

【多様性社会】
①格差社会
UKは、思ったよりも階級社会(Social aplutohate)で、上流階級(posh、エスタブリッシュメント・サイド)、中上流階級(BOSH)、白人労働階級(チャヴ)、黒人(Black)、移民(東洋人=チンク、中東=パキ)、ジェンダー、貧困、ホームレス、さらにカトリック、ムスリム(イスラム教)など、お互い差別しあったり、問題は多種多様。中学生でも、それぞれのグループ・人ごとに格付けされており、移民同士で馬鹿にしたり、差別(レイシズム)やいじめなど、世界の縮図ような多様性に富んだ日常が送られているそうです。スケープゴートを見つけては、悪口や怒りで、仲間意識を持とうとする様は、世界共通。学校の教育についていけない落ちこぼれについても、日本と同じで、置いてきぼりになり、ドロップアウトしていくのです。洗練されている人、気安く話せる人、変わった人など、様々な人がtこの世も悩みに満ちあふれていて、混沌としているのは、いつの日も変わらないようです。

②エンパシー
この本に、素敵な表現がありました。エンパシー(共感)とは「自分で誰かの靴を履いてみる」こと、つまり相手の立場に立って想像(image) する。
英語の定型表現でStand in someone’s shoes/ Put yourself in someone’s shoes
(自分で誰かの靴を履いてみること)という言い回しがあるそうです。「他人の立場に立ってみる」「相手の視点から眺めてみる」「相手が感じるように自分も感じてみる」というような意味のようです。

シンパシー(同情)とは、かわいそうな立場の人や問題を抱えた人、自分と似たような意見を持っている人に対して抱く感情のこと。(感情作業)

エンパシー(共感)は、自分と違う理念や信念を持つ人や、別にかわいそうだとは思えない立場の人々が何を考えているのだろうと想像する力のこと。(知的作業)

③子育て
UKでは、子育てについて「It’s takes a village」という言葉があるそう。子供は村全体で育てるものだという意味だが、いろんな大人、老人、若人にかかわらず社会で子供(未来)を育てていく意識があるそう。日本でも、地域の人たちに助けてもらうことが多々あります。私自身も「社会の窓(子供が”家庭と社会を行き来”ができるように促すような存在)」になれる存在になれるようにしたいです。イングランドでも、フリーミール制度(給食費無料とかこども食堂的な考え)、ボランティア、相互扶助(市民活動・草の根活動)が地域に根付います。日本でもPTAや地区の役員など、大人も子供とかかわりながら、地域社会は成り立っていると感じます。コロナ禍やスマホの登場で、人と人とのつながりが、だんだん希薄になっていく気配を感じるので、私も子育てをしながら、できる範囲で地域と関わっていきたいです。

④FGM
日本では、馴染みがないと思いますが、この本ではFGM(割礼:女性器切除)の問題にも触れられています。このことについては、20年前、下記の英語の原書を読んだことがあったので、すごく記憶に残っていて、世界にはびっくりするような風習がいまだに残っていることを改めて知りました。

DESERT FLOWER

【おわりに】

一冊読むだけで、現代の「世界の縮図」を感じることができ「粋な文化に触れてみよう」「海外に目を向けてみよう」「英語勉強してみよう」と思わせてくれる本でした。「音楽」「英語に触れる」「海外の事情に目を配る」これらのことを少しだけ心がけてみようと思います。自国の文化や歴史を深く理解しつつ、他国についても学びたいと思う今日この頃です。

それでは、お気をつけて。

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